【新唐人日本2011年3月11日付ニュース】先日、台湾では50年ぶりといわれる軍人によるスパイ事件がメディアをにぎわせました。先日、上海にある韓国領事館でも、韓国領事3人が同様に、女性との恋におぼれて情報を漏えいした疑いが出ています。
3月8日の韓国メディアの報道によると、上海の韓国領事館の領事3人が、33歳の中国人女性、鄧容疑者と男女の関係を結び、中国人へ不法に韓国行きのビザを発給した疑いが浮上しています。さらに、鄧容疑者は、韓国の国家機密を盗んだ疑いもあります。事件は、容疑者の夫、韓国籍の陳さんの告発で明らかになりました。
夫の陳さんによると、妻のUSBメモリディスクから、韓国政府と与党の上層部など200人余りの電話番号を発見。そこには、通常なら知り得ない政府内部の人事やビザ発給の記録、上海領事館の緊急連絡ルートなども記載されていました。
妻が不可解な行動を取り始めたのは数年前のこと。当初妻は、公務員に採用されたと言っていたものの、そのあと上海市長の秘書や警察での仕事など、ころころ変わりました。上海にいる韓国の官僚と中国側との仲介役になっていたようです。
情報によると、鄧容疑者は、中国の高級官僚との親密な関係を利用して、中国側と韓国側との間を取り持ち、利益を得ていたといいます。毎回の利益は、数万ドル、日本円で数百万円。しかも去年から、韓国の政府部門にまで手を広げ始めました。
これについて、元上海駐在の総領事、金正基さんも、容疑者が上海市のトップや市長と親密な関係にあり、領事館の業務の面で長らく、便宜(べんぎ)を図っていたことを認めました。
今回のスパイ事件は、韓国で高い関心を呼んでいます。関係部門は、さらに調査を進める予定です。
新唐人テレビがお伝えしました。
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